世の中そんなに甘くはない。実体経済の拡大につながらない国債の増刷は必ず価値を下げる。そしてそれはインフレということでもある。インフレとは、カネの価値が下がること。カネを持っている人が損してモノを持っている人が得するのがインフレで、モノを持っている人が損してカネを持っている人が得するのがデフレ。

http://www.j-cast.com/2010/01/11057263.html

私の認識は、少し違う。インフレとは信用創造が活発な時のことであり、信用が収縮している時がデフレ。と考えている。そして、信用創造が活発になるとバブルになり、信用収縮しはじめるとバブルが破裂したと言われる。パブルが破裂というよりも、バブルが「しぼむ」と言った方が正確な表現かも知れない。

日本の銀行では、信用収縮の中で、自己資本率を維持するためには、萎んでいく資本を国債で穴埋めするしか手立てを持ってない。

信用創造(バブル)の仕組みを簡単に整理しておく。Aさんは銀行に100万円預けた。銀行はBさんに100万円貸し付けた。Bさんは20万円使って80万円を銀行に預けた。銀行は80万円をCさんに貸し付けた。Aさんの100万円は二倍近くの180万円になった。これが信用創造、バブルの仕組みだ。

Aさんは、何かの事情で、預けていた100万円を引き出した。銀行はBさん、Cさんに貸していたお金を回収する(貸し剥がす)か、どこかからお金を調達してくるしかない。信用収縮、バブルがハジけたということになる。

どこで、日本の信用創造は不動産神話がベースになっていた(多分、今も)。これが一番やっかいな所だ。日本の銀行は、自分が抱え込んでいる不動産の呪縛からとき離されない限り、復活は難しい。しかし、不動産はそう簡単に上がったり下がったりしない。

日本の銀行が、積極的に次のバブルを作る戦略を描き、リスクを取って行動することを期待するのだが・・・。